冬の海は「青い」けれど……やっぱり寒い!

Joe……。今日の海、透き通っててすっごく綺麗だね! でもね……ボク、鼻の頭が凍りそうだよ〜! ガタガタ震えて、カメラのシャッターがうまく押せないよぅ
冬の伊豆の海を前に、モコモコの防寒着に包まれて震えているのはシマリスのテイル。 「大丈夫だよ、テイル。冬の海は透明度が高くて、夏には会えない生き物もたくさんいるんだから。しっかり準備をすれば、水の中でも快適に温かく過ごせるんだよ」
実は私、自他共に認める超・寒がりなんです。でも、工夫次第で冬の海は最高のパラダイスに変わります。今日は、私がインストラクターになるまでに辿り着いた、「寒がりさんのための最強防寒術」を海中編・陸上編に分けて伝授します!
【海の中編】ウェットスーツもドライスーツも「重ね着」が正義!
水温が下がっても、装備を賢く選べば怖くありません。
ウェットスーツ派の救世主
「えっ、ウェットスーツの下に靴下!? リス用のサイズもあるかなぁ?」 テイルが驚くのも無理はありませんが、実は足元や指先を温めるだけで体感温度は劇的に変わります。
ウェットスーツの靴下は↓こちらの記事を参考にしてください。
- ダイビング用ソックス&インナー: ウェットの中に着込める薄手の保温インナーは必須。
- 冬用グローブ&フード: 頭から逃げる熱は意外と大きいもの。フードを被るだけで「あ、温かい!」と実感できます。
ドライスーツ派の「極暖」レイヤード
ドライスーツの時期になったら、中身の「層」が勝負です。
ドライスーツの中は「濡れない」からこそ、何を着るかが快適さを左右します。基本は「重ね着(レイヤリング)」です。
- 最強の1枚目: 私はミズノなどのスポーツメーカーが出している「極暖」タイプのインナーを愛用しています。その上にドライ専用インナーを重ねるのが私の黄金ルール。
- ホッカイロの魔法: 「テイル、ここにペタッとするんだよ」。ドライスーツは浸水しないので、インナーにホッカイロを貼るのが絶対条件。お腹や腰を温めると、全身の血流が良くなります(※低温火傷には注意!)。
【儀式編】身につける直前の「お湯」が運命を分ける
「フード中暖かそう!入っていい……?」 「ダメだよ(笑)。これは、装備を温めるための『魔法のお湯』なんだから」
冬のダイビングで一番勇気がいるのは、冷たいフードやグローブを身につける瞬間。そこで私が必ずやっているのが、「装着前にお湯に浸す」という儀式です。
- フードとグローブをお湯で温める: 凍えるような寒さの中でも、温まったフードを被れば、顔まわりがじわ〜っと解けていきます。これだけでエントリーの恐怖心が消え、心に余裕が生まれるんです。

【陸上編】休憩中と海から上がった後が本当の勝負!
海から上がった瞬間、濡れた体に風が当たると一気に体温を奪われます。水中はポカポカでも、船の上や休憩時間は冬の風が吹きます。
現地のダイビングサービスにはダイバーがすぐお湯に浸かれるようにダイビングスーツのまま入れるお風呂が用意されていることが多いです。
ダイビングスーツを脱いだらすぐにジャケットを羽織ったり、ニット帽などを被って身体が冷えないようにしましょう!
- ニット帽: 頭から逃げる熱を防ぎます。エキジット後の濡れた髪を隠すのにも便利。
- お湯(マイボトル): 休憩中に温かい飲み物を。水筒に温かい飲み物を用意するのはもちろん、お湯を入れたペットボトルを首元に当てるのもおすすめ。Ocean Tailのおすすめは、ノンカフェインの麦茶やココアです。
- ボートコート(ウインドブレーカー): スーツの上に羽織るだけで体感温度が劇的に変わります。濡れたまま羽織れる防風コートは、ダイバーの強い味方。
- 予備の着替え: 万が一、首元から少し浸水してしまった時のために、下着を含めた予備があると安心です。

寒さを乗り越えた先にある「冬の宝石」
「ふぅ……。アドバイス通りにしたら、水の中でも全然平気だったよ! それに見て、あの透き通った青色。夏よりずっと遠くまで見えるんだね!」
寒がりだからこそ、温かさの有り難みが分かり、冬の海の美しさが心に沁みる。 しっかり防寒対策をして挑めば、冬のダイビングはあなたにとって「最高の贅沢」になるはずです。
冬は夏よりもダイバーが少ないので、ダイビングサービスもボートも貸切のこともあります。
ダイビングのスキルを伸ばしたい方や、久しぶりのダイビングの方も自分のペースで楽しむことができますよ!
「よし、次は上がったら足柄SAでおでんだね!ボクもうお腹空いてきちゃった!」 「まだ潜ったばかりでしょ(笑)」
冬の海を諦めていたあなたも、テイルと一緒に「極暖ダイビング」デビューしてみませんか?

Ocean Tail 運営チーム
~Joeの想いを、Tailが届ける。~
海で救われた管理人の実体験を、シマリスのナビゲーターが言葉にして発信中。
Joe(管理人): 実体験・撮影・記事監修
Tail(シマリス): ガイド・執筆・お悩み相談
OceanTail〜オーシャンテイル〜 





